高血圧は心臓、血管、脳、腎臓を中心とする疾患について大きなリスクとなることが知られています。日常的に血圧が高いことによって血管や心臓に負担がかかり、動脈硬化や血管の破裂等を伴って様々な疾患が生じてしまうのです。しかし、長い間高血圧となっていても何も発症しない人もいれば、瞬く間に脳卒中等で亡くなってしまう方もいます。個人差であると一言で片付けてしまうこともできますが、普段の様子からそういったリスクが高い人と低い人をある程度見分けることができます。リスクの高い人ほど積極的な高血圧治療が必要であり、自分にそういったリスクがないかどうかを自覚しておくことは高血圧治療が必要になった際にはとても重要です。
その一つが顔赤いとよく指摘される人です。顔赤い原因にはいくつも可能性がありますが、血行不良によるものがあります。こういったことが原因で顔赤い状態となりやすい場合にはリスクが高くなります。血行不良となる際に血液が流れにくい血管の構造ができてしまっていると、その部分で血液の流れが変化してしまい、動脈硬化に伴う血管の破裂のリスクが高まるからです。高血圧治療の際にその原因を究明しておくと安心して治療が始められます。
また、血圧が朝高い人もリスクが高いことに留意が必要です。目覚めとともに交感神経が優勢になるため血圧が高くなるのが通常です。そういう意味では朝高いこと事態には異常はないのですが、交感神経が優勢になることによって血管が収縮して血行不良も併発することがあります。これがやはり血管の破裂のリスクとなることから血圧が朝高い人はその状況に気を払うことが大切です。こういった際には高血圧治療において利尿剤や持続性の治療薬を用いることが必要になります。